トカッチ [芸能]

『トッキュウジャー』の平牧仁、「負けず嫌いなところが僕のエンジン」と自身を分析%sep%http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140314-00029884-crankinn-movi


 ミュージカル『テニスの王子様2ndシーズン』の大石秀一郎役で女性の支持を集め、現在は最新戦隊シリーズ『烈車戦隊トッキュウジャー』のトカッチ役(青)でブレイク中の平牧仁が、ちょっと特殊な愛の形を描く『絶対領域』に出演。これまでの役柄とはガラリと違う繊細な青年を演じた感想から将来への思いまでを聞いた。【関連】平牧仁インタビュー フォトギャラリー
 「大きいテーマとして、自分探しというのが打ち出されていて、とても好きな世界観だなって素直に感じられたんです」と脚本の印象を語る平牧。「きれいごとを言わずに真正面から物事に向き合っている感じにとても好感を持ちました。そこで奇妙な恋愛というか、恋愛にも友情にも似た関係が築かれていく。僕が演じた役は少し独特なキャラクターですが、読んだだけで愛着を覚えましたね。いいな、出てみたいなとすぐに思いました」と振り返る。

 アイドルに恋をした、心に葛藤を抱える青年・片山マサキ(平牧)と、ネットを中心に活動する三人組アイドルユニット「絶対領域」のセンターを務める川島ミオ(大野未来)の不思議な関係を見つめる本作。

 “絶対領域”といえば、ミニスカートとニーハイソックスとの間から露出する太もも部分のことを指す言葉として知られているが、平牧も語る通り、いわゆる「秋葉原の匂い」が強いのかと思いきや、「実際にはヒューマン色の強い作品」に仕上がっている。

 演じた片山については次のように意識した。「“グレー”ゾーンを狙おうと。片山くんはとても性格がピュアな子で、それゆえにまっすぐしか見えずに行き過ぎてしまうことがある。それが見方によっては病的に映ってしまうことがあるんですよね。でも僕としては病的な子にはしたくなかったんです。病で収めてしまったら、病だったら仕方がないよねという別の共感になってしまう。そうではなくて、もっと身近な共感を片山くんから感じて欲しいと思ったんです」。

 次のようにも。「たとえば、人を好きになるって誰にでもある感情ですよね。休みの日は何してるんだろうとか、膝を怪我してるけれど、何があったんだろうとか。こういうことって、みんな気になることだろうけど、実際に好きな人の家に行ったりまではしない。けれど片山くんはしてしまう。そんな気持ちにも共感を持たせたかったので、“グレー”であることにこだわったんです」。


 役作りのため20本を超える映画を観て参考にしたそうで、撮影中には片山のキャラクターが私生活におよぶこともあった。「ちょっと鬱屈とした感じになっていたかも(笑)。その時は、繊細な映画や暗い映画ばかり観てましたし、台本で書かれている以外の、日常の片山くんのこと、この状況だったら片山くんはどうしているだろうといったことをずっと考えていたので。撮影外ではスイッチを切ってはいるのですが、完全に切り離された状態ではなかったと思います」。

 とても熱心に役柄にアプローチしている平牧だが、「できない意識が強いから」だと話す。そして「仕事を引き受けた以上、できないというのは当然、許されないし、もしできないとなったら僕である必要がなくなってしまう。だから映画を観たりするのも使命感から。あと、僕、相当な負けず嫌いなんですよ(笑)」と告白も。

 さらに次のように明かしてくれた。「もともと役者を目指していたわけではなかったんです。小さな頃から音楽が好きで、作曲家になりたかった。でもあるとき、役者をやらないかと声をかけていただいて。そのとき、役者の友達にお前には音楽しかできない、役者は絶対にできないって言われたんです。それが逆に僕に火をつけたというか(苦笑)。『テニミュ』(テニスの王子様)も受かりっこないと言われて、受かってやる!って頑張ったし、戦隊モノも、もう年だから受からないと言われたから、絶対に受かってやると思ったんです」。

 「負けず嫌いなところが僕のエンジンですね」と笑う平牧。あくまでも穏やかな印象だが、言葉の端々からは、内に秘めた強さが伝わってきた。

 そして『烈車戦隊トッキュウジャー』への出演で、「頑張ってきたことがひとつ報われたというか、ホッとしている部分は大きい」としながら、「ここからがまたスタート。とても身の引き締まる思いがしています」と前を向く。

 そんな平牧にとって、『絶対領域』は「挑戦」。「僕のファンの方はきっと驚くと思います。自らやりたいと思ってやらせていただいた作品です。ぜひ僕の挑戦を観て欲しい」とメッセージを送り、さらに次を見据えた。

 「先入観というか固定のイメージを持たれたくないんです。常に未知数でありたい。それに役者というより、表現者でありたい。今も音楽は僕にとって大事なアイデンティティですし、できれば音楽もお芝居も両方やっていきたい。もちろん、もっと自分が成長して、いろんな人に認めてもらえたらという前提です。そして上に行くのではなく、斜め上に向かって挑戦し続けられる表現者でありたいと思っています」(取材・文・写真:望月ふみ)

 『絶対領域』は3月15日よりシネマート六本木ほかにて全国順次公開。



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